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ベリーショーツ

不動の大人気アイテム、ベリーショーツのはてな?




第二回目は、ベリーショーツです。

ロングセラーの商品でお客様の購買リピート率も高く、もちろん私も愛用しています。

私のお気に入りポイントは、お腹までカバーしてくれる安心感と締め付けがないところです。お馴染みのSさんにインタビューしました。人気の理由を掘り下げていきたいと思います!



 
―Sさんが入社された時からベリーショーツは人気商品だったと思いますが、Sさんが思う人気の理由は何ですか?


S「そもそも素材が気持ちいいからではないでしょうか?竹が95%も入っていて、ポリウレタンが5%。贅沢な組成です。

デリケートな部分にとっても、良い素材。お値段的にも買いやすいアイテムで、素材、色展開のバランスも良いので、売れ筋なのだと思います。」
 



―ベリーショーツのような丈の長い形のショーツってあまりないですよね。

S「昔は、お腹下あたりのショーツとベリーショーツの2種類展開でしたが、色々と見直していくうちにベリーショーツのみとなりました。

お腹がすっぽり隠れて、デリケートな女性のお腹や子宮をカバーしてくれます。いい形を探っていってこの形になりました。」
 


―お腹までカバーされているのに圧迫感がないですよね。まるで履いていないかのように楽です。

S「ウェスト部分が平ゴムでギュッとしてあったり、ゴム状のテープがたたきつけられていることが多いと思いますが、TAKEFUのベリーショーツは同じ生地でおおう仕様にしています。しめつけが少なくて気持ちが良いのだと思います。」
 


―ゴムが入ってないんですか?

S「薄いゴムが入っています。千鳥ステッチで留めてあります。」



 
―だからお腹の部分がずり落ちたり、伸びたりしないんですね。

S「そうですね。やわらかいゴムを使用していますので、しめつけが優しく感じられると思います。」
 

―確かに肌に当たる部分が広いと圧迫感がないですよね。

S「第一回のスパッツのとき千鳥ステッチについて飾りと言いましたが、その他に、横に伸ばした時、ハの字に広がるので糸が切れにくいという利点もあります。」
 

―だから伸びたままにならないんですね。

S「ゴムも入っていますし、生地自体にポリウレタンという伸縮性のある糸が入っているので、伸びても戻るようになっています。」
 


―ポリウレタンって下着にはよく使われていますか?

S「そうですね。」
 
―TAKEFUのベリーショーツはポリウレタンが5%組成されていますが、これは少ない方なんですか?

S「少なくも多くもないと思います。ただ竹が95%組成されているのが珍しいです。」
 
―竹が多く組成されていると縫製など難しいのでしょうか?

S「レーヨンという生地自体が難しいんですよ。とろみのある独特な素材なので。」
 
―それはTAKEFUに限らず他の植物で作られたレーヨン布地の縫製も同じように難しいんですか?

S「比較的難しいと思います。てろんとした生地なので。ベリーショーツの素材は、服飾用語で“ジャージ”と言われています。ピーっと引っ張ったら一本の糸になる編み物なんです。“織物”というのは、縦と横できっちり重なり合っていて、あまり伸びたりしません。」
 
―私たちだと“ジャージ”というと運動の時などに着る“ジャージ”を思いうかべますが、服飾用語ですと“ジャージ”は編んである素材のことを言うんですね。

S「カットソーとも言います。これはカットアンドソーの略です。」
 
―もしベリーショーツに穴が空いた場合、縫い合わせるより、あて布で処理した方がいいんですか?

S「そうですね、あて布がいいと思います。」


―お客様でも直営店限定で販売されている生地でご自身で裁縫されて下着やパジャマなど作りました!って方がいらっしゃいますが、縫うのがとても難しかったと仰っていました。




股や鼠径部のあたりのこだわりはありますか?

S「ノーマル型のショーツなので鼠径部にあたらないような工夫は特にありません。もしそういった部分が気になるようでしたら、新しく発売されたコンフォートボクサーパンツがおすすめです。

鼠径部に縫い代がごろっと当たらないよう、なるべく一続きになるように作られています。ベリーショーツは、すっぽり気持ちよく履きたい方向けのショーツです。股ぐりは綺麗に見える形にしています。」




 


 

―まだコンフォートボクサーパンツを試していないので履き比べてみたいです!

ベリーショーツですが、脚の付け根部分の締め付けが無くて私はお気に入りです。


S「脚の付け根部分はゴムが入っていなくて、竹とポリウレタンのフィット感だけです。もし縫い代がごろつく方は、表裏をひっくり返して履くのもいいかもしれません。」
 




【写真:ひっくり返したベリーショーツ】
 


―この縦の縫い目は何でこの位置にあるんですか?
 



 
S「脇に接線をもってこないためです。脇は動きがあるため肌にあたってこすれたりすると不快なため、少し前目の動きが少ない位置にしています。

この縫い目の仕様はフラットシーマと言って、なるべく生地の段差が起きない縫製始末になっています。」


―この部分の縫い目を平らにする方法はないんですか?



 



S「もっと平らにするとなったら先程説明したフラットシーマになりますが、下着系はだいたいこの縫い方です。

毎日履いたり脱いだりするので普通のロックだと切れてしまいます。伸縮性があり動きが多い部分なので、強度の問題でこういった縫い方になっています。」


―こういった縫い方をしているのはブラとショーツ以外で、TAKEFUの商品ではないですよね。肌に一番近く体の動きが一番あるからこそ、この強度は大事ですよね。


ベリーショーツでもう一つお気に入りの部分が、お尻に食い込んでこないのがノンストレスです!それは形のおかげでしょうか?


S「そうですね、型紙がいいんだと思います。」
 


―形というのは、女性の平均に合わせているんでしょうか?

S「そうですね。ロングセラーで愛用されている方が多いので、なるべく形は変えられないと副社長が言っています。」
 

―外国人の方の場合でも形は合いますか?

S「ジャージは伸びるので、サイズで対応して頂ければ大丈夫だと思います。」
 
―以前ショップのお客様からサニタリー用のショーツとして使えますかという質問がありました。

S「生理の時は体が敏感になっていてナイーブなので気持ちのいい素材でカバーするという意味では使えると思います。

特にサニタリー用にビニールやポケットがついているわけではないので、お手持ちのナプキンホルダーを使っていただいたり、心配でしたらその上からサニタリーショーツを重ねてもいいかもしれません。」
 







私も生理の時、サニタリーショーツとして使うときがあります。
ベリーショーツですと締めつけが無くて、楽に過ごせます。TAKEFUの布ナプキンMと布ナプホルダーで漏れたことは、私はありません。個人の経血の量と相談しながらご自身に合う使い方を見つけていただけら良いかと思います。


今回ベリーショーツのお話を伺って、当たり前に思っていた部分が実はこだわりをもって商品作りをされているんだと気付きました。これはベリーショーツに限らず他のTAKEFU商品も同じだと思います。だからTAKEFU商品は一度身につけたら手放せなくなってしまうのでしょう!
 





インタビュアー・たまねぎ
1993年生まれ。ナファ生活研究所直営店 Shop of TAKEFU "eau" 勤務。
座右の銘は、「死にはしない」。趣味は舞台鑑賞、かき氷屋巡り。好奇心が旺盛。
TAKEFUのお気に入りアイテムは、スパッツ(10分丈)、ソフトフィットはらまき。

TAKEFU  no HATENA

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